2016年12月17日土曜日

日本の製品化技術、侮れません!

 12月も中旬になり、寒い日が続いており、街はすっかり初冬の様相となっていますね~(笑)。
 
そんな折、スズ菌・・失礼、スズキの新車を試乗する機会がありました。
 
今回、試乗したのはこちら、スズキGSX-S1000F ABSです。
うちの長男くんが懇意にしてもらっているバイク屋から借りてきた車両です(笑)。
 
 
バブル崩壊以降、日本のバイク市場はかなり厳しい状況になっておりますが、先日もホンダとヤマハがスクーター生産で提携するといった、何だか複雑な感じがするニュースも聞きおよんでおります。
そんな中、カワサキとスズキはかなり頑張っているのではないかと思いますね(笑)。

早速、インプレ開始です。
今回の車両はスズキカラーのブルーメタではなく、グラススパークルブラック / キャンディダーリングレッドの車両でした。この組み合わせ、ヨシムラカラーをチョットだけイメージしたのでしょうか(笑)。


エンジンはSSであるGSX-R1000直系のエンジンを搭載しており、ツアラー向けにマイルドに仕上げているようですが、それでも145PSもあります。

 
ツアラー向けの車両ですが、フルカウルとなっており、サイドからみるとなかなか精悍なスタイルです。スクリーンは気持ち立ち気味な感じで装着されております。
やはり、Ninja1000あたりがライバル車になるのでしょうかね~。

 
 
リアビューです。
最近のこの手の車両と同様に、リアシートはオマケのような小ささです(苦笑)。
私が乗っていたSC59のCBR1000RRのようなウインカー&ナンバープレートホルダーのリアフェンダーが装着されておりました。
あまりにチープ感漂う質感にうなっていたところ、うちの長男くん曰く、「フェンダーレス化前提の仕様でしょ」。ごもっとな意見です(苦笑)。

 
 

最近ではあたりまえのように、Sマークが入っていますね。メタルタイプの質感で、なかなか良いです(笑)。


ハンドル廻りです。御覧のようにバーハンが装着されております。 イグニッションキーの位置はフレーム側にあります。


良く見るとタダのバーハンではなく、レンサル製のテーパー状になったハンドルが奢られております。


メーターはスピード&タコ一体式のデジタル仕様になっております。
ちょっとシンプル過ぎる感じがしますね。

 
何と贅沢にも、トラクションコントロールが標準で装着されております。
左スイッチボックスにコントロール変更用のボタンが装着さえております。
 

ステップ廻りです。GSX-R直系だけあって、SSのようなステップですね。
ただ残念なのが、サイドスタンドがパイプ系で、接地面の先端部分が溶接での別付けではなく、そのままパイプを潰したタイプなので、まるで原付車両に装着されるチープな感じがするモノでした(苦笑)。

 
マフラーはショートタイプのステンレス製のモノが装着されております。
なかなかカッコ良いデザインですね。
音質はかなりの低音で、かなり迫力がある良い音です。
しかし、この部分をみていると、剛性が高そうなスイングアームやショートマフラーといい、ホントにSS車みたいですね~(笑)。
 
 
フロントには、これまた贅沢にもブレンボ製のラジアルキャリパー&ABSがあたりまえのように奢られております。
 

リアブレーキも当然、ABS仕様です。


 さてさて、実際に試乗した感じですが、ポジションこそ違うものの、ガッチリとした剛性感が感じられるフレーム&足回り、ストッピングパワー溢れるブレーキ、鋭いエンジンの吹け上がりや加速感など、本当にSSマシンのような感じでした。
もちろん、ツアラー志向ですので、足付き性・ポジションとも大変良く、サスは少し柔らかめで、エンジンもトルク感があり、とても乗りやすい車両でした。


ただ、古めの空油冷GSに乗っている私には、水冷インライン4のバイクはどうしても以前に所有していたSSマシン達と同じ感じでしたので、所有したら直ぐに飽きてしまいそうな感じがしました。オーナーの方、ゴメンナサイ(苦笑)。

しかし、所々にチープ感はあるものの、これだけの装備が付いていて税抜き108万というプライスは、やっぱりお買い得感があると思います。厳しいバイク業界ですが、日本の製品化技術、まだまだ捨てたものではないですよね~(笑)。

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