2011年4月9日土曜日

ジャンク三昧

 ブログ更新もここ暫く滞っておりましたが、桜も開花したこともあり(?)また再開したいとおもいます。

さて、これらは何でしょうか?


実は、またまたカセットデッキになります。
凝りもせず、さらに2台のジャンク品を手に入れておりました。ここ最近、ジャンク街道を突き進んでおります(苦笑)。
機種はナカミ580と、東芝AUREXのPC-X66ADです。580は再生走行不良、66ADは左チャンネル音声が聞こえないというものでした。

580は70年代後半の2ヘッド機で、当時は10万円オーバーの比較的上級の機種になります。昔のフランス車の内装のように少しプラスチッキーな外観ですが、上から下がったレベルメーターやボリューム等が凝ったデザインです。ただ、ちょっと縦横ともに幅があり、大柄な筐体です。

PC-X66ADは80年代初期の機種で、ノイズリダクションADRESを搭載した東芝の中級機になります。外観はメカメカしく、機械好きの男心をくすぐるデザインです(笑)。特徴はなんといってもレベルメーターで、電源投入時にグリーンに浮かび上がるところがとてもカッコ良いです。

では、早々に66ADからバラしてみます。


中は基盤2枚組みの構成になっています。上側がノイズリダクションADRESの基盤のようです。写真はテープを再生しているところですが、左側のレベルメーターが振れていないのが判るかと思います。
音は全く聞こえないのではなく、かすかに聞こえているようです。筐体裏側のカバーを外してハンダ割れをチェックしていきます。


特に問題は内容でしたので、コンデンサー等のチェックをしてみます。
その際、R、Lと記載がある半固定抵抗(VR)を触診した際に、L側で「ブーン」という大きなノイズが聞こえます。
まずはこいつを疑ってみるということで、早速基盤からハンダを取り除いて外し、ネットでパーツを注文しました。

写真右側が基盤より外したVRで、左側が購入したものになります。念のためL、Rともに交換してみようと思い、パーツは多めに購入しました。

上段の写真が交換前、下段が交換後です。

早速、再生チェックをして見ます。
バッチリOKです(笑)。
先ほどと違い、レベルーメータが左右共に振れているのがお解かりでしょうか。
いや~よかったです(笑)。ベルトのチェック、注油、クリーニング等を行い再度組み上げて完成です。



試聴してみて音質はまあまあですが、独自のノイズリダクションシステムは試してみる価値はあると思います。
でも、なんといってもこのレベルメータがとてもカッコ良く気に入っており、最近はついつい部屋の明かりを消してテープを聴いてしまいます(笑)。

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