2010年4月7日水曜日

ふと思ったこと

 今日は朝から子供の入学式に行っておりました。生憎の天気でしたが、桜もまだ散っておらず、式典に花を添えてもらうことができて良かったと思っております(笑)。

 式次第が進み、保護者向けにこれからの学校生活についての話がありました。学生に対してとても熱心で誠実な先生が揃っているのだなぁと無責任(苦笑)ながら関心していたのですが、その中でひとつ気になる事がありました。

 それは何かと申しますと、原付を含むバイクの免許取得に関しての話でした。既に何を言わんか気づいている方もいるとは思いますが、例に漏れず免許取得が校則で禁止されております。もちろん志望する際にその事については承知していたのですが、今日の説明を聞いているかぎりでは、極論になってしまいますが「責任を取るのが嫌だ」と言うように聞こえてしまうのです。

 そのように思った件は「免許取得は校則で禁じられております。残念ながら以前に死亡事故も発生した事があります。しかし毎年お子さんにせがまれて取得を許してしまう父兄がおります。どうか責任が取れるようになるまで免許取得はさせないでください」といった事を学年主任だか、部長だかの先生が申しておりました。私が感じたことについて、話されていた先生が本当にそのように思っているのかは判りませんが、私自身何かスッキリとしなかったのは事実です。

 バイクに乗ることを禁止すれば勿論事故は減るでしょうし、余計な問題を抱えることも無くなるでしょう。しかし、これでホントに良いのかと考えてしまいます。バイク自体はリスクが高く、扱い方次第では危険な乗り物であるとは思いますが、乗らなければ判らない事、乗って初めて感じる事などが沢山あると思います。

 自分の時代にも「3ナイ運動」なんてのがありましたが、私自身は公立校でバイク通学こそ禁止されておりましたが、免許取得や乗ることについては制限されておりませんでした。16歳で免許を取得してから危ない目にあう事もありましたが、友人たちとツーリングに行ったりと、若い時分に沢山の経験を積むことができたと思っています。今日話を聞いていてふと思ったのは、相変わらずこの国は稚拙な人々による過保護な考えがあるのだなぁと感じてしまいました。まあ、今は子供だけでなく、自分を含む大人も駄目なのかもしれませんが(苦笑)。

0 件のコメント:

コメントを投稿