2016年3月6日日曜日

アフリカの咆哮

 月日が経つのは早いもので、3月もあっという間に1週間が過ぎようとしています。
毎年の事なのですが、第4クオータは処理すべき仕事が多々あるので、一日の時間経過が早いように感じてしまいますね(笑)。

そんな日々を過ごしておりますが、週末の休日、天気も良いのでバイクでチョットお散歩にでも。

何だか、いつものADVと雰囲気が違いますね。
トリコロールカラーにゴールドリム、サイレンサーも右出しになっています。


あれれ、エンブレムの色も違いますねぇ。一体どうしてしまったのでしょうか。


と、言う訳で、バイクがいつの間にかこんな状況になっております(笑)。

2月22日に発売されたての、HONDA CRF1000L アフリカツイン です。どうです、イイでしょ(笑)。



残念ながら、この車両は私のモノではなく、家の近くのホンダドリームの試乗車でした(笑)。

以前にCBR1000RRのSC57を購入したディーラーからダイレクトメールが届いており、週末早々に試乗しに行ってきたという訳でした(苦笑)。

それでは、細部を見ていきましょう。
フロントカウル、厳ついデザインで小さめのLEDヘッドライトがなかなかカッコ良いです。


フロントのスクリーンはオプションのロングタイプのモノに交換されておりました。
ヘルメット上部まですっぽり覆われているので、チョット前が見えにくかったのですが、ツーリングでの高速道路走行ではとても良さそうですね。


パワーユニットには、新開発の水冷・4ストローク・OHC・直列2気筒998ccのエンジンが搭載されております。エンジンは270度位相クランクによる不等間隔爆発のツインプラグとなっており、乗った感じでは、低速トルクがかなりあり、とてもパワフルなエンジンでした。

実はこの試乗車、トランスミッションが DCT でして,、いわゆるオートマチック車です。
ミッション操作をATモードの状態で、スクーターのように大きくアクセルを開けて発進すると、トルクで体が置いていかれる程です(笑)。

大柄な車体に太いトルクのパワフルなエンジンと聞いて、オフロードではさぞ運転が難しいと思われるかもしれませんが、トルクコントロールシステムも付いているので、そこは安心です(笑)。


DCTですが、フルパニア状態のツーリングの際、渋滞にはまった時にはかなり楽で良いのではないかと思います。また、ボタン操作での切り替えにより、マニュアルでのシフトチェンジが可能で、左スイッチボックスにある二つのボタン操作で変速が可能です。

写真では少々分かりにくいですが、DCT のボタン操作に慣れないオヤジのために用意された(?)、オプションのシフトペダルが付いておりました(笑)。


ラジエターは左右に分割されており、それぞれに冷却用のファンが付いていますね。


オフロード走行も想定しているアドベンチャーツアラーですので、前後のホイールはもちろんスポークホイール仕様となっております。

残念なのは、GS-ADV や VFR1200X のように、チューブレスタイプのリムではありませんでした。

ブレーキはラジアルタイプのダブルディスクです。もちろん、ABS付きです(笑)。


サイレンサーは今風のチョット角があるデザインとなっております。
音質は低いサウンドで、まあまあといったところでしょうか。


リアのサスペンションは、操作しやすいダイヤル式のプリロード調整となっております。


フロントは定番の倒立テレスコピックです。ゴールドに輝くアウターが眩しいですね(笑)。


コクピットまわりです。オドメーターを見ると、この車両はまだ200kmしか走行しておりません。

メーターは大きく、昼間でも見やすい反転液晶表示となっていますね。
ただ、インナーカウルは全体的にプラスチッキーな作りで、質感が少々チープな感じを受けました(ホンダさん、ゴメンナサイ・・・苦笑)。


今の車両は、当たり前のようにシガーソケットが付いております。ETCも標準装備で、至れりつくせりですね。(笑)。


左側スイッチボックスです。

ウインカースイッチの下にあるグレーのボタンが、マニュアルシフトのダウン用になります。アップはボックス前側に付いております。慣れないと早いシフト操作はできませんね(苦笑)。

レバーが付いておりますが、クラッチのレバーではなく、DCT搭載車ではパーキングレバーになります。


右側スイッチボックスです。

グレーのボタンが、ニュートラルとAT/MTを切り替えるスイッチになります。


シートは座面が滑りにくい表皮が奢られております。

シート高は2段階の調整が可能で、この車両はロー側に設定されておりました。細身のシートなので足つき性はとても良く、174cmの私で踵がほんの少しだけ浮く程度でした(笑)。
オプションでローシートも用意されているとのことです。


アルミ鋳造のキャリアです。

このままでは大きな荷物を積むのは難しそうですね。パニアやトップケース装着が前提となっているように思われます(苦笑)。


今回の試乗ですが、同時にこちらの車両にも乗らせていただきました。

NC750X です。こちらも DCT 仕様でした(苦笑)。
前のNC700X と比較すると、サイドのデザインがシャープになり、とてもカッコ良くなりましたね。


エンジンは、排気量が 50cc アップとなりましたので、随分トルクが増えたと思われます。


今風のヘッドライトまわりです。
アフリカツインには付いていない、小さなビークが付いております(笑)。


コックピットまわりです。シンプルなデジタルメーターが奢られております。
何と、こちらの車両、走行距離はたったの 6km の新車でした(笑)。


サイレンサーもデザインが変わったようです。
このバイクは停車中の軽めの空ぶかしが、低音でかなり良い音に感じました。

ご覧の通り、タイヤには新品時のラインが残っております。転ばないように乗らないと大変だ(笑)。


前のNCはかなり魅力的な価格設定でしたが、今回の排気量アップで結構値段が上がってしまったようですね(苦笑)。


NC750Xはとても乗りやくす、良いバイクだと思いました。でも、私にはやはり DCT は不要かな、と思いました。購入するなら、アフリカツインのマニュアル車でしょうね。

NC も決して悪くはないのですが、アフリカツインと比べてしまうのは酷でしたね(苦笑)。


アフリカツインですが、ホンダドリームの営業の方に聞いたところ、やはりかなり好評のようで、発売後わずか2週間で、既に4台売れたそうです。

店舗の中には売約済みの赤い車両が展示されておりましたが、試乗車以上にカッコ良い車両でした。なんか最近はアドベンチャーモデルがホントに熱いですね。

80年代のバイクブームを経験した者としては、今の盛り上がりはまだまだな感ではありますが、メーカー各社が元気になり、多種多様な車両が出てくるのは、選ぶ楽しみや乗る楽しみが増えてなかなか良いかな、なんて思っております(笑)。

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