2013年7月10日水曜日

私事ですが

 「次は大阪からです」なんて言っておりましたが、出発前の地元からの投稿になります(笑)。
さて、表題の件ですが、言うまでもなくブログ自体その内容は私事なのですが、実は今日9日、大阪出発前の忙しいさなか、休暇を取りまして以前から取得を目指しておりました、ある資格を受験し、無事に合格することができました(笑)。

それは、ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、米国に本部を置く世界最大のプロジェクトマネジメント団体のPMI(Project Management Institute)が認定する、プロジェクト・マネージャー資格であるPMP(Project Management Professional)を取得しました。

 

この資格は米国の資格ですので、取得までにいくつかのハードルがあります。先ずは、プロジェクトマネジメントに関する35時間以上の公式的な研修の受講が必要となります。PMI登録教育機関が行う研修で、受講するとPDUというポイントをが付与されます。

次に、プロジェクトのマネジメント経験が必要になります。これは学歴に応じて2つのカテゴリに分かれており、カテゴリ1(大卒以上)の方は、直近の8年間に3年以上かつ4,500時間以上のプロジェクトマネジメント経験があること。カテゴリ2(高卒またはそれに準ずる)の方は、直近8年間に5年以上かつ7,500時間以上のプロジェクト経験が必要となります。

ここまでOKであれば、次は試験の申請で、ネットから申込可能なのですが、米国の資格であるため全て英語で説明が書かれており、申請も全て英語での記入が必要となります。先のプロジェクト経験の経歴も全て英語記入する必要があります。また、受験費用ですが、初回で555ドル(1年以内の再受験は375ドル)をクレジットカード等で支払う必要があります。

次に申請後、米国本部で審査があり、そこで監査対象(Audit)になる場合があります。その際には最終学歴の卒業証明書や、先のプロマネ経験の上席者承認等が必要になります。それらを郵送で米国本部まで送らなければなりません。

さて、ここまできたらお次は受験申込です。これは資格試験を請け負うアールプロメトリック社のサイトで申し込む必要があります。

これでようやく受験可能となります(苦笑)。

さて、受験に際しての勉強法ですが、私は以下の二つの本を使って進めてみました。


これは、PMI発行のプロジェクトマネジメント知識体系ガイド、通称PMBOKガイドです。試験はこのガイドの内容を基本として、PMの立場での問題等が出題されます。写真の第4版で483ページありますが、最低1度は読破しておいたほうが良いかと思います。


お次は、PMP試験合格虎の巻です。色々な対策本が出ていますが、僕はコレ1冊を何度も読み返しておりました。ちなみに定価3,200円の本ですが、アマゾンの中古で半値以下で購入しました(笑)。

私の場合、この虎の巻を通勤途中にひたすら読み返す事を繰り返し、内容を頭に記憶させるようにしました。


試験はCBT方式(PCによる試験)で四択の試験になりますが、4時間をかけて200問回答しなければなりません。そのうち175問が採点対象で、60%以上(106問)正解で合格となります。この試験で厄介なのが、どれが採点対象なのか否か全く分かりません。また、情報処理試験のような過去問題集等が全く無く、受験後に不合格でも何が正解で何が不正解であったのか全くわかりません。また、試験は英語が基本で、補助で日本語訳が申し込み時に指定できますが、この日本語訳が問題により変な訳しになっていたりして、よく判らない場合があります。これも米国の資格なので仕方ないと思います(苦笑)。

試験の合否は試験終了後、その場で結果がでます。待っている間は心臓がバクバクしていました(笑)。

この資格は、4年に1度、先のPMBOKガイドの改版を行っており、都度、試験内容が変わります。実は僕が受験した第4版も7月末までで、8月より第5版ベースの試験に移行されます。なんとか第4版のうちに資格取得したかったので、合格できてほんとに嬉しいです(笑)。

試験合格後も3年毎に資格継続に関する申請が必要で、その間に60PDUを取得する必要がありますが、プロジェクトマネージャーとしての経験を証明することができて、本当に嬉しいですね。

色々な業種に応用でき、チャレンジしがいがある資格ですので、皆様もひとついかがですか(笑)。

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