2010年2月6日土曜日

ロードレース

最近、車やバイクに興味を持つ若い世代が少なくなってきたと言われていますが、販売台数の落ち込みや、エコ・ブームでレースの世界も盛り上がりに欠けると感じているのは私だけでしょうか。

高校時代よりバイクに乗り始めて、早〇〇年(想像に任せます・笑)になりますが、その間には色々な事に手を出してきました。今日はその一つ、ロードレースについての経験のお話です。

学生時代に友人とツーリングに出かけたり、雑誌でメンバーを募り、多いときで30名位のツーリング・クラブを主催していたりしました。そのときにバイト先(別の機会に話したいと思います)の影響で、レースに出てみたいという思いが強くなっていきました。元々ロードレースは好きで、よく筑波サーキットに足を運んで全日本選手権を観戦していたのですが、観るより走る事がより楽しい時代でしたので、友人らと自然にサーキットライセンスと取得するまで至りました。
それまでは80ccのモトクロッサーでエンデューロ系の草レースには出場したりしていたのですが、ロードレースの場合はたとえ草レースに出場するのでも革ツナギは必須アイテムであったので、中々チャレンジすることが出来ませんでした。いざサーキットデビューに向けて、何とか革ツナギを手に入れるために講義をサボってバイトに励んでいたのが懐かしいです(笑)。

最初は草レースから始めようとの事で、バイクショップ主催の50ccクラス耐久草レースに友人と参加しておりました。良く通ったのは所沢サーキットというところで、友人が所有していたRZ50やホンダの空冷2ストMB50でワイワイと楽しく走っておりました。



ときには、スーパーカブ(!)による4時間耐久レースにも参加したこともありました(笑)。
この時は主催のバイクショップが筑波サーキットを貸切にした開催で、ライダー3名が交代で走るレースでした。出場するにあたり解体屋を探しまわってボロいスーパーカブを購入したのですが、エンジンの調子が悪く、どうしても入賞したいと考えていたので、友人らとお金を出し合って、ヘッドライトが四角になった最新型の黄金のカブを購入して出場しました。
結果は予選は組トップで通過して、決勝では何度かコケたり(私も第2ヘアピンでコケました・苦笑)しながらも結構良いポジションで入賞圏内で走っておりました。残り30分を切ったあたりで、友人が1コーナー手前の減速時にシフミスをしてしまい、エンジンをオーバーレブさせてしまいました。エンジン止まる事無く回るのですが、スピードがまったく出ずに順位はどんどん落ちてしまいました。まあ、そのときは悔しかったですが、無事に完走できたので楽しい一日でした。
レース終了後、カブはエンジンの修理を行い、友人の後輩のラーメン屋に売却されて行きました(笑)。



その後も草レースに何度か出場していたのですが、友人が所沢サーキットでコケた際に鎖骨骨折となってしまいました。その際にオフシャルの事故処理の対応が悪く、「何かあった際にこれはまずい」と感じて出場する事が無くなっていきました。カブの耐久レースで筑波を走った際に、オフィシャルの対応は迅速で安心出来るものでしたので、後に本格的にレスキュー設備が整ったサーキットのほうが安心して走ることができるということを感じていました。そこで、筑波サーキット及び富士スピードウエイのサーキットライセンスの取得をおこないました。

筑波を走るのであれば、やはりレーサー(レース用マシンの事です)だと思い、当時、ライディング・スポーツ誌の売買欄を見て、仙台の方から'82年型のTZ250を購入しました。
サービスマニュアルや、当時ノービスクラスの人なら結構持っている方もいたのではないかと思う、吉村誠也氏の「TZマニュアル」片手に自分で整備を行い、筑波を走っておりました。
マシン自体は国際A級の方のお下がりで、ぼろぼろの状態でしたが、自分で整備の勉強をするにはもってこいの教材でした(笑)。




その後、その'82年型のTZ250は売却して、友人が新車で購入して1シーズン走った'85年型のTZ250に乗り換えました。TZとしてはクロモリ鋼管フレームの最後の車体で、この後の'86年型より、アルミフレームのDELTA BOX(1KTのTZR250と同じタイプ)になって行きました。
'85年型のTZ250はそれまでの'82とはエンジンも違い、ピストンリードバルブからクランクケースリードバルブへの変更、電気式YPVSなど、体感できるほどパワーが出ておりました('82があまりにもボロ過ぎたのもあると思いますが・苦笑)。その後はお決まりですが、自分の能力の限界を嫌という程知ることになりました(笑)。


写真は筑波の1ヘアピン裏で、左はRS125に乗っていた友人です。今では0.1トンオーバーのおじさんになっています(人の事言えませんが・笑)。ちょうど30分の練習走行が終了した後に、脱力して呆けている所です(笑)。

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